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高速鉄道遅延続出 乗客は泣き寝入り

2011年07月19日
 
【新唐人2011年7月20日付ニュース】中国の北京・上海間を結ぶ高速鉄道は開通以来、故障による列車の遅れが絶えません。これについて専門家は、中国では交通機関の遅延による乗客の損害についての法律がないため、乗客は泣き寝入りするほかないと述べます。
 
航空関連の案件をよく扱う弁護士の張さんは、中国ではまだ、交通機関の遅延に関する賠償基準を定めた法律がないと指摘。
 
張起準弁護士:「開通したばかりで3度の故障、乗客は損害賠償ができません。原因は3つ、1 法律でこの決まりがない、2 その種の管轄機関がないので、訴えられません」
 
中国には鉄道裁判所があるものの、鉄道省に属すため、庶民は裁判に勝てません。
張起準弁護士:「中国人は抑圧に慣れました。今飛行機の遅延では、騒げば騒ぐほど、賠償される現象が起こり。騒がなければ賠償なしです。法律の規定がないので、法律で自分の権利を守れません」
 
高速鉄道では、4日間で3件の故障が起きた後、14日にも3件の故障が発生しました。
 
同済大学・鉄道都市交通研究院 孫章教授:「電気供給システム、信号の制御システム、
レールなど、これは複雑なシステムです。完成させるのに時間が要ります」
 
北京・上海間を結ぶ高速鉄道の建設費用は、日本円で約2兆7千億円。鉄道会社の理事長は、これから100年は問題ないと胸を張っていました。また今年2月には、このプロジェクトを推進していた鉄道省の大臣が収賄の疑いで解任されていました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

 

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